短時間勤務の保育士 クラス運営 “暫定的な措置” 厚労省

待機児童を解消するため、新年度から短時間勤務の保育士によるクラスの運営を認めたことに懸念の声が出ていることから、厚生労働省は常勤の保育士を確保するまでの暫定的な措置とするよう全国の自治体に通知しました。

国は子どもを継続して見守るために保育所のひとクラスにつき常勤の保育士を1人配置するよう義務づけています。

ただ、保育所の空きを待つ待機児童を解消するため、保育士の不足で受け皿を確保できない自治体にかぎり、新年度から短時間勤務の保育士2人でクラスを運営することを認めました。

厚生労働省によりますと、短時間勤務の保育士は原則として働く時間が1日6時間未満または勤務日が1か月20日未満のケースです。

これについて、保育士や保護者などから「保育の質が下がってしまうおそれがある」などと懸念する声が出ています。
こうした声を受けて、厚生労働省は短時間勤務の保育士だけでクラスを運営する際の運用について全国の自治体に通知しました。
この中で、常勤の保育士を確保するまでの暫定的な措置とすることや常勤の保育士を募集するなど人材確保に取り組んでいるか確認するよう求めています。

また、子どもの心の安定を保つために日によって異なる保育士を配置することは適切でないとしたうえで、保育の質を下げないようにクラスの指導計画を保育所全体で共有すべきだとしています。

厚生労働省は「子どもが安心して成長できる質の高い保育環境を維持することを前提に、短時間勤務の保育士を配置してほしい」としています。