感染対策条件のモニターツアー来月実施 “安心な旅行”検証へ

全国の旅行会社でつくる「日本旅行業協会」は新型コロナウイルスの感染対策を条件としたモニターツアーを来月実施し、参加した人のアンケートも踏まえ安心して旅行できる新たなツアーの在り方を検証することになりました。

全国およそ1200の旅行会社でつくる日本旅行業協会は29日、新型コロナの感染対策を行ったモニターツアーを来月実施することを発表しました。

このモニターツアーは、JTBやクラブツーリズムなど12の旅行会社がそれぞれ企画します。

ツアーは来月中旬までに1泊2日以上で行われ、参加者が事前にPCR検査を受けることや接触確認アプリの「COCOA」に登録すること、それに、指定された健康チェックシートを使い、旅行の前後を含めて体調管理をすることなどを参加の条件としています。

日本旅行業協会は、ツアー終了後に参加した人や宿泊施設などにアンケートを行って感染防止対策が十分だったかなどを聞き取ったうえで、安心して旅行できる新たなツアーの在り方を検証することにしています。
池畑孝治理事は「旅行客や訪問先の地域が安心できるよう対策を強化し、旅行が感染者を増やすのではないかという懸念の払拭(ふっしょく)につなげたい」と話しています。