新型コロナウイルスの感染拡大について、沖縄県の玉城知事は29日の対策本部会議のあとの記者会見で「驚異的な速度でリバウンドが起きており、これは第4波が到来したと言わざるをえない」と述べました。
また、わずか1か月で営業時間の短縮を再び要請することになったことについて、玉城知事は「ある一定の数字で感染者数が抑え込んでいけるのであればいったん解除してもいいと判断した。ただ、この間、呼びかけてはいたが20代から40代の活動的な方たちの交流で、感染が広がってしまった」と述べ、那覇市や沖縄市など沖縄本島の20の市町村を対象に来月1日から3週間、飲食店などに営業時間の短縮を要請しました。

沖縄県 飲食店などへの時短要請を決定 20市町村 4月1日から
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄県は、4月1日から3週間、那覇市など沖縄本島の20市町村で、飲食店などの営業時間を夜9時までに短縮するよう要請することを決めました。
沖縄県では、県独自の緊急事態宣言が解除された今月1日以降、飲食の場を介して新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
これを受け、県は29日の対策本部会議で4月1日から21日までの3週間、飲食関連での感染が相次いでいる那覇市や沖縄市など、沖縄本島の20市町村で飲食店などの営業時間の短縮を要請することを決めました。
要請では、営業時間は夜9時まで、酒類の提供は夜8時までとし、すべての期間で要請に応じた事業者には84万円の協力金を支給します。
県は2月28日まで、県独自の緊急事態宣言で営業時間の短縮を要請していましたが、わずか1か月で再び要請することを余儀なくされる形となりました。
県は、県民に対しても4月1日から生活や健康の維持に必要な場合を除いて、外出を控えるよう要請することにしています。