豪雨で運休「SL人吉」区間代え運行再開へ 車両基地で安全祈願

去年7月の豪雨災害で被害を受け、運行できなくなっているJR九州の観光列車「SL人吉」が、ことし5月から区間を代えて運行を再開することになり、29日に安全祈願が行われました。

「SL人吉」は、熊本と人吉の間を運行するJR九州の人気の観光列車ですが、去年7月の豪雨災害で球磨川にかかる肥薩線の鉄橋が流れるなどして運行できなくなっています。

JR九州は、ことし5月から熊本と佐賀県の鳥栖の間でSL人吉の運行を再開することにしました。

29日は北九州市小倉北区にある車両基地で安全祈願が行われ、JR九州の職員が車両にお神酒や塩をかけて安全を祈りました。

そして、SLのボイラーで燃料の石炭に火がつけられると煙突から黒い煙があがり、運行再開に向けて力強い汽笛が鳴り響きました。

JR九州小倉総合車両センターの有田義正技術課長は「本来の区間を走行させることはできないが、熊本地区で鉄道が頑張ってるところを見てほしい」と話していました。

SL人吉は当面、5月1日から6月末まで土日祝日を中心に運行し、豪雨被害を受けた肥薩線沿線のお土産を車内販売するなどして復興を応援します。