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PCR検査結果をアプリで確認 全日空が空港で実証実験 国内初

新型コロナウイルスの影響で制限を受けている国境を越えた移動の再開につなげようと、全日空は、飛行機に搭乗する際、スマホのアプリで表示するデジタル証明書でPCR検査の結果を確認する実証実験を国内の航空会社では初めて行いました。
実証実験は、世界経済フォーラムなどが開発するアプリ「コモンパス」を使って行われました。

アプリは、指定の医療機関で受けたPCR検査の結果がスマホの画面に表示され、訪問先の入国条件を満たしていることを示すデジタル証明書の役割を果たします。

29日は、羽田空港のカウンターで、全日空のニューヨーク行きの国際線を利用する2人の乗客が実験に協力し、陰性の検査結果を示すスマホの画面を航空会社の担当者が確認していました。

このアプリは、全日空をはじめ日本航空など世界の航空会社8社が実験に協力していて、将来的には、ワクチンの接種履歴も確認できるようにして、世界共通の仕組みにすることを目指すとしています。

世界経済フォーラムでプロジェクト長を務める慶應義塾大学医学部の藤田卓仙特任講師は「紙の証明と比べて検査結果がスムーズに確認でき信頼性も高められる」と話しています。

全日空は、世界の航空会社が加盟するIATA=国際航空運送協会が開発するデジタル証明書のアプリについても今後、導入に向けた実証実験を行う予定です。

ANAデジタル変革室の後藤洋部長は「国際線に搭乗するハードルが下がれば、乗客にとっても私たちのビジネスにとってもプラスになるので、導入に期待している」と話しています。

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