漁船が転覆 船長と乗組員 2人が行方不明 鹿児島 南種子町

28日午後、鹿児島県南種子町の沖合で4人乗りの漁船が転覆したという通報が海上保安部にあり、60歳の船長と33歳の乗組員の2人の行方が分からなくなっています。海上保安部が巡視船やヘリコプターを出して捜索にあたっています。

鹿児島県の種子島海上保安署によりますと、28日午後1時前、南種子町茎永の竹崎海岸の沖合で「4時間ほど前に4人が乗っていた漁船が転覆し、2人の行方が分からない」と乗組員の家族から通報がありました。

行方が分からなくなっているのは種子島漁協に所属する漁船「美咲丸」の60歳の男性の船長と、33歳の男性乗組員の2人だということです。

残る2人はいずれも20代の男性乗組員で、2人とも自力で陸地に上がり、けがはないということです。

転覆した漁船はぶりの稚魚の「もじゃこ」をとる9.1トンの小型漁船で、現在この漁船は竹崎海岸から目で見える距離に転覆しているということです。

鹿児島海上保安部は現場の海域に巡視船2隻とヘリコプターを出して、行方が分からなくなっている2人の捜索にあたっています。

当日の漁船の動きは

転覆した漁船「美咲丸」が所属する種子島漁協によりますと、28日は海上が荒れていたため、もじゃこ漁は行われていなかったということです。

美咲丸は28日朝まで南種子町にある竹崎港に停泊していて、その後北へ向かう途中に転覆したということです。

漁協の関係者によりますと、北側にあり、拠点としている中種子町の熊野港へ向かっていたとみられるということです。

現場海域には波浪注意報

鹿児島地方気象台によりますと、現場付近の海域には波浪注意報が出されていて、波の高さは3メートル、南西から15メートルの強い風が吹くと予想されていました。