ミャンマー 最多の犠牲か 1日で“114人死亡” 抗議デモへ発砲

ミャンマーで27日、軍の記念日に合わせて抗議デモを行った市民などに治安部隊が発砲を繰り返し、地元メディアによりますと、少なくとも114人が死亡しました。
1日の犠牲者の数はクーデター以降、最も多かったとみられ、国際社会から非難の声が強まっています。

ミャンマーでは、軍の記念日にあたる27日、首都ネピドーで式典が開かれ、クーデターに反発する市民は軍の式典に合わせて各地で一斉に抗議デモを行いました。

これに対して治安部隊が発砲を繰り返し、地元メディアの「ミャンマー・ナウ」によりますと、27日、1日だけで少なくとも114人が死亡しました。

1日の犠牲者の数は、クーデター以降、最も多かったとみられます。

アメリカのブリンケン国務長官は、27日、ツイッターに投稿して「一部のために国民の命を犠牲にするという軍の姿勢を示すものだ」と非難し、現地にあるイギリスの大使館とEU=ヨーロッパ連合代表部もそれぞれ非難する声明を出しました。

国連事務総長が軍の対応を非難

また、国連のグテーレス事務総長は、27日発表した声明で「治安部隊によって子どもや若者を含む大勢の市民が殺害されたことを最も強いことばで非難する。断じて受け入れられない」と軍の対応を非難しました。

そして「国際社会が結束して断固たる措置をとるよう要求する。この危機に対して緊急の解決策を見いだすことが重要だ」として、国際社会が結束してミャンマー軍による市民への弾圧をやめさせるよう求めています。

茂木外相「市民に対する暴力 直ちに停止 強く求める」

茂木外務大臣は、談話を発表し「ミャンマー国軍・警察による市民に対する実力行使により、3月27日に、これまでで最多の死者を数えるなど、ミャンマーで多数の死傷者が発生し続けている状況を強く非難する」としています。

そのうえで「ミャンマー国軍・警察による市民への発砲や被拘束者に対する非人道的な扱い、報道活動に対する厳しい取締りは、民主主義の重要性を唱えるミャンマー国軍の公式発表と矛盾する行動であり、軍隊は国民の生命を国外の脅威から守るための組織であることを、ミャンマー国軍指導部は想起すべきだ」と指摘しています。

そして「平和的に行われるデモ活動に対して実弾が用いられることは断じて許されない。ミャンマー国軍が、市民に対する暴力を直ちに停止し、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問をはじめとする被拘束者を速やかに解放し、民主的な政体を早期に回復することを改めて強く求める」としています。