東京大空襲の実態を伝える展示会 王貞治さんの被災体験も紹介

およそ10万人が犠牲になった、76年前の東京大空襲の被害の実態を資料や証言で伝える展示会が、東京・墨田区で開かれています。

墨田区の資料館で開かれている、この展示会では、東京大空襲の状況を記した地図や当時の証言の資料など合わせて42点が展示されています。

この中では、当時4歳で、墨田区に住んでいた王貞治さんが空襲にあったときの状況などが、パネルで紹介されています。

母親に背負われて、姉と一緒に避難したときの経路を記した地図のほか、空襲で焼失した王さんの生家の中華料理店の写真も見ることができます。

また、公園に遺体を集めて焼いている光景を描いた絵が、空襲後に離れた姉を探し回る中で、その状況を目撃した女性の生々しい証言とともに展示されています。

展示会に訪れた60代の女性は「改めて空襲は悲惨だったんだと感じました。ここに来ることで、改めて戦争はしないでほしいと思いました」と話していました。

「すみだ郷土文化資料館」の石橋星志学芸員は「さまざまな資料を読み解きながら、空襲の状況を知って考えていってもらいたい」と話していました。

この展示会は、「すみだ郷土文化資料館」で5月9日まで開かれています。