1都3県 宣言解除後初の週末 上野公園に多くの花見客

1都3県の緊急事態宣言が解除されてから初めての週末となった27日、サクラの見頃を迎えた東京の上野公園には多くの人が訪れ、歩きながらの花見を楽しんでいました。

緊急事態宣言の解除後、初の週末の27日、サクラの名所の1つ上野公園は、花見客でいっぱいになっていました。

公園では感染対策として人と人との接触を減らそうと、メインの通りを片側通行にしていて、訪れた人たちは歩きながら満開のサクラを眺めていました。

また例年、花見客がシートを広げる場所に人が立ち入らないようおよそ3メートル間隔で「宴席禁止」と書かれた張り紙が貼られたほか、サクラの周りにはネットが設置されていました。

満開の花を写真におさめようと訪れた60代の女性は「サクラがとてもきれいなのでみんな今週末は外に出てしまうと思う。これだけ人出があると感染者数は減らないのではないかと心配になる」と話していました。

公園を管理する事務所によりますと、上野公園は26日サクラが満開となり、先週よりも人出が増えているということです。

ことしは飲食や飲酒を誘発しないよう恒例の夜のライトアップも行わないということで、引き続き歩きながら花見をする場合もマスクを着用し混雑を避けるなどの対策を呼びかけています。