西村経済再生相 新型コロナ“検査拡充と感染源特定を”

新型コロナウイルス対策をめぐり、西村経済再生担当大臣は、神戸市で行われている無症状の人を対象にしたモニタリング検査の会場を視察したあと、記者団に対し、感染の再拡大を防ぐため、検査の拡充を急ぐとともに感染源の特定を進める考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染が再拡大する兆候を速やかに把握するため、政府は、繁華街などで無症状の人を対象にしたモニタリング検査を行っていて、西村経済再生担当大臣は27日神戸市の会場を訪れ、PCR検査のキットを配付している様子を視察しました。

このあと、西村大臣は記者団に対し「1日1万件の検査を目指している。量をしっかり確保することも大事だが、他方で質も考えていきたい」と述べ、検査の拡充を急ぐとともに、民間による検査の結果なども含めて、再拡大の兆候がないか分析する考えを示しました。

そのうえで「感染が再拡大しつつある状況で、感染源がどこにあるのか、どういう対策が必要かを考えていくのに資する検査にしたい。近く東京都や大阪府の担当者にも加わってもらい、分析を進めたい」と述べ、感染の再拡大を防ぐため、感染源の特定を進める考えを示しました。