変異ウイルスの水際対策 対象にフィリピンとウクライナ追加

変異した新型コロナウイルスの感染が海外で広がる中、厚生労働省は、新たにフィリピンとウクライナから入国する人についても、宿泊施設での待機などを求めることを決めました。

厚生労働省は、変異ウイルスが流行しているヨーロッパやアフリカなどの24か国について、現地から入国する人に検疫所が確保した宿泊施設で待機してもらったうえで3日後に検査し、結果が陰性でも14日間は自宅などで待機することなどを求めています。

さらに厚生労働省は、フィリピンとウクライナから入国する人も対象に追加することを決めました。

新たに対象となるのは、入国の14日以内に現地に滞在していた人で、3月29日の午前0時から適用されます。

厚生労働省は、ほかの国や地域でも変異ウイルスの流行が確認された場合は、同様に水際対策を強化することにしています。