大阪府 新型コロナ 300人感染確認 300人以上は1月30日以来

大阪府は26日、府内で新たに300人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
300人以上となるのはおよそ2か月前のことし1月30日以来です。
大阪府では、先月末に2回目の緊急事態宣言が解除されてから最も多くなりました。
これで、大阪府内で感染が確認された人は5万248人で、5万人を超えました。

1人が死亡

また、1人の死亡が確認され大阪府内で亡くなった人は1173人になりました。

“300人感染確認” 街の人は…

大阪府で26日、300人の感染が発表されたことについて大阪市内ではさまざまな声が聞かれました。

このうち20代の会社員の男性は「なかなかすぐ収まるものではないし、コロナとは長い付き合いになるのだと思います。緊急事態宣言が解除されて、みんなうれしくなって外に出たのが影響したのかと思います。感染者が増えたり減ったりの繰り返しだと思いますし、一人一人の意識が大切だと思います」と話していました。

また40代の会社員の女性は「リバウンドが怖いです。ワクチンがどうなるのか気になります。自分の周りに感染者はいないので危機感はなく気の緩みがあるのかもしれません。ワクチンをいつ受けられるのかわからず、不安ばかりです」と話していました。

さらに40代の会社員の男性は「緊急事態宣言が解除になったので増えてくると思っていましたが早いと思います。マスクや消毒のほか大人数で集まらないようにしていますが、それくらいしかできません。急に緩んだとは思っていませんが、より具体的な対策を出してもらえればと思います。難しいとは思いますが個人が意識するしかないと思います」と話していました。

小池知事 「東京 2週間後に1000人になってもおかしくない流れ」

小池知事は記者団に対し、26日、大阪府内で新たに300人の感染が確認されたことに関連し「東京の場合、2週間後に1000人になってもおかしくない流れになっている。だからこそリバウンドはここでしっかりと抑えておかないといけない」と述べ、強い危機感を示しました。

その上で、「密の状況を避ける。いわゆるマスク会食や黙食など、気をつけてもらいウイルスにとっていい環境を作らないことを考える週末であってほしい」と呼びかけました。