新型コロナ 無症状の人を対象 モニタリング検査始まる 千葉

緊急事態宣言が解除された千葉県で、新型コロナウイルスの感染が再び拡大する兆候をとらえるため症状のない人を対象にしたモニタリング検査が始まりました。

緊急事態宣言が今月21日に解除されたことを受け、千葉県と国は感染が再び拡大する兆候をとらえるため、症状のない人を対象に幅広くPCR検査を行うことになりました。

26日から県内各地で自宅でPCR検査ができるキットの無料配布を始め、このうち公共施設では、担当の職員が、訪れた人に体調に問題がないか聞き取ったうえでキットを手渡し、検査の手順や検査機関への郵送の方法などを説明していました。

唾液を採取して郵送すると結果が専用のアプリを通じて通知され、県によりますと陽性だった場合には医療機関を受診してもらうということです。

また検査データは集約、分析され感染再拡大の兆候を把握するために活用されることになっています。

キットを受け取った75歳の女性は「サークル活動を徐々に再開していて、中には基礎疾患のある人もいるので、自分が感染しているかどうか無料で知ることができるのはありがたい」と話し66歳の男性は「気休めにしかならないだろうが行政の取り組みとしてはいいと思うので協力したい」と話していました。