東京 新型コロナ 376人感染確認 7日連続で前週同じ曜日上回る

東京都内では、26日、新たに376人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1週間前の同じ曜日を7日連続で上回り、増加傾向が続いています。

また、陽性率が上昇し、2月中旬以来の4%台となり、都の担当者は、「厳しい状況だということを認識してもらい、感染防止対策につなげてほしい」と話しています。

東京都は、26日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて376人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の金曜日と比べて73人増えています。

1週間前の同じ曜日を上回るのは7日連続です。

また、26日までの7日間平均は330.3人で、前の週の111.2%となりました。

前の週から増えるのは14日連続で、増加傾向が続いています。

さらに、検査の陽性率は4.0%で、4%台となるのは2月18日以来です。

都の担当者は、「去年11月には陽性率が4%台となったあたりから増加のペースがあがった。いまが、そうした急拡大のおそれがある厳しい状況だということを認識してもらい、感染防止対策につなげてほしい」と話しています。

26日の376人の年代別は、
▼10歳未満が14人、
▼10代が14人、
▼20代が88人、
▼30代が51人、
▼40代が68人、
▼50代が43人、
▼60代が29人、
▼70代が38人、
▼80代が22人、
▼90代が9人です。

26日の376人のうちおよそ51%にあたる192人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▼「家庭内」が最も多く91人、
次いで
▼「施設内」が38人、
▼「職場内」が24人、
▼「会食」が10人などとなっています。

このうち「施設内」では、▽14の医療機関で患者と職員合わせて23人、▽9の高齢者施設で利用者と職員合わせて14人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて11万9231人になりました。

一方、26日時点で入院している人は、25日より7人増えて1399人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は27.7%です。

都の基準で集計した26日時点の重症の患者は25日より4人増えて45人で、重症患者用の病床の13.6%を使用しています。

また、都は、感染が確認された50代から90代の男女合わせて15人が死亡したことを明らかにしました。

15人のうち10人は感染経路がわかっていて、▼医療機関が6人、▼高齢者施設が2人、▼家庭内と▼会食がそれぞれ1人だったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1689人になりました。