廃炉作業中の福島第一原発構内で放射性廃棄物流出か

廃炉作業が行われている福島第一原子力発電所の構内で、比較的、放射線量が高いゲル状の塊が見つかり、東京電力は腐食したコンテナから流出した放射性廃棄物の可能性もあるとみて原因を詳しく調べることにしています。

東京電力によりますと、24日、福島第一原発の放射性廃棄物を保管していたエリアの地面で、1時間当たり13ミリシーベルトと比較的、放射線量が高いゲル状の塊が見つかりました。

この場所では、ことし1月から今月にかけて廃棄物が入った複数のコンテナを専用の建物に移す作業をしていて、調べたところ、このうち1つのコンテナで側面の下のほうに長さ20センチほど幅8センチほどのさびが見つかったということです。

コンテナの中には事故後の作業で出た紙や布、樹脂製の配管などの廃棄物が保管されていて、表面の放射線量が1時間当たり10ミリシーベルトだったということです。

このため東京電力は見つかった塊は腐食したコンテナから流出した廃棄物の可能性もあるとみて回収して分析するとともに、コンテナの状態や中身を詳しく調べることにしています。

これについて東京電力は法令に基づいて25日、原子力規制委員会や周辺自治体に報告しました。

今月2日には、この場所より海側の排水路で放射性物質の濃度が高まったことを知らせる警報が鳴っていて、関連を調べています。

敷地境界のモニタリングポストなどの値に変化はないとしています。