選択的夫婦別姓 賛成派の自民議連が設立総会 早期実現目指す

選択的夫婦別姓に賛成する自民党の議員連盟の設立総会が開かれ、制度の早期実現を目指すことを確認しました。

夫婦が希望すれば結婚前の姓を名乗れる選択的夫婦別姓をめぐり、自民党内では賛否が分かれていて、石原元幹事長を座長とする作業チームで来週、議論が再開されます。

こうした中、制度の導入に賛成する党内の議員連盟の設立総会が開かれ、およそ70人が出席しました。

会長を務める浜田元防衛大臣は「世の中は時代にマッチした形で変わっていくべきだ。国民にわかりやすく議論し、制度の実現に向けて努力していきたい」と述べました。

そして、作業チームの議論に積極的に参加し、次の衆議院選挙の公約に反映させることも含め、早期実現を目指すことを確認しました。

一方、石原氏は派閥の会合で「価値観を互いに押しつけるのではなく、憲法にのっとった冷静な議論やイデオロギー論争ではない、確かな議論をしていかなければならない」と述べました。

自民党内では制度に反対する議員連盟も、近く発足することになっています。