東京都 新型コロナ 7人死亡 394人感染確認 増加傾向続く

東京都内では25日、新たに394人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1週間前の同じ曜日を6日連続で上回り、増加傾向が続いています。

また、都は、感染が確認された7人が死亡したことを明らかにし、このうち6人が同じ医療機関での感染でした。この医療機関では、これまでに少なくとも230人の感染が確認されていて、都内のクラスターとしては最大規模だということです。

東京都は25日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて394人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の木曜日と比べて71人増えています。

1週間前の同じ曜日を上回るのは6日連続です。

また、25日までの7日間平均は319.9人で、前の週の107.7%となりました。

前の週から増えるのは13日連続で、増加傾向が続いています。

25日の394人の年代別は、
▽10歳未満が5人
▽10代が16人
▽20代が90人
▽30代が53人
▽40代が57人
▽50代が55人
▽60代が41人
▽70代が39人
▽80代が27人
▽90代が11人

25日の394人のうち、およそ49%にあたる192人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。

感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く73人
次いで
▽「施設内」が53人
▽「職場内」が38人
▽「会食」が10人
などとなっています。

このうち「施設内」では、
▽10の医療機関で患者と職員合わせて25人
▽12の高齢者施設で利用者と職員合わせて26人の感染が確認されました。

これで、都内で感染が確認されたのは合わせて11万8855人になりました。

一方、25日時点で入院している人は、24日より21人増えて1392人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は、27.6%です。

都の基準で集計した25日時点の重症の患者は、24日より1人減って41人で、重症患者用の病床の12.3%を使用しています。

また、都は、感染が確認された60代から80代の男女合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。
7人のうち6人が同じ医療機関での感染でした。

この医療機関では、これまでに少なくとも230人の感染が確認されていて、都内で発生したクラスターとしては最大規模だということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1674人になりました。

変異した新型コロナ 新たに2人感染確認

東京都は、新たに2人が変異した新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

感染が確認されたのは、海外の滞在歴がない50代の男性と、3月11日にパキスタンから帰国した30代の男性です。

都によりますと、2人とも不特定多数の人との接触はなく、濃厚接触者は特定されていて、保健所による調査が進められているということです。

これで、都内で変異ウイルスへの感染が確認されたのは、合わせて33人になりました。