ガソリンの平均小売価格 17週連続値上がり 原油価格上昇を反映

今週のレギュラーガソリンの全国平均の小売価格は、1リットル当たり149.7円で17週連続で値上がりしました。新型コロナウイルスのワクチンの普及による世界経済の回復への期待感などから原油価格が上昇したためです。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、22日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり149.7円でした。

前の週に比べて2.4円高く、17週連続で値上がりしました。

これは新型コロナウイルスのワクチンの普及による世界経済の回復への期待感などから、原油価格が上昇したためです。

ガソリン価格が17週連続で値上がりしたのは現在と同じ方法で調査が行われるようになった2004年4月以降、初めてです。

今後の見通しについて、石油情報センターは「ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染が再拡大し、経済活動の制限で景気の回復が遅れるとの見方から足元では原油の先物価格が値下がりしており、先行きは見通しにくい状況だ」としています。