東京 コロナ 6人死亡 3月最多420人感染確認 家庭内感染は122人

24日、東京都内では今月に入って最も多い420人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され増加傾向が続いています。このうち家庭内で感染したのは122人でした。100人を超えたのは2月11日以来で、都の担当者は「家庭内にウイルスが持ち込まれると広がりを防ぐのは難しい。いま一度、持ち込まないように注意してほしい」と話しています。

東京都は24日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて420人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

3月、感染確認が400人を上回るのは409人だった1週間前の水曜日以来、2回目です。また1週間前の同じ曜日を上回るのは5日連続です。

さらに24日までの7日間平均は309.7人で前の週の103.6%となりました。前の週から増えるのは12日連続で増加傾向が続いています。

420人の年代別は、
▽10歳未満が18人、
▽10代が22人、
▽20代が89人、
▽30代が62人、
▽40代が55人、
▽50代が48人、
▽60代が42人、
▽70代が35人、
▽80代が35人、
▽90代が10人、
▽100歳以上が4人です。

420人のうち、およそ46%に当たる194人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が最も多く122人でした。家庭内での感染が100人を超えるのは2月11日以来です。

都の担当者は「家族4人が感染したケースが5、6件あるなど家族でまとまった感染がみられる。家庭内にウイルスが持ち込まれると広がりを防ぐのは難しい。いま一度、持ち込まないように注意してほしい」と話していました。

このほか、
▽「施設内」が45人、
▽「職場内」が19人、
▽「会食」が12人などとなっています。

施設内の感染では、
▽8つの医療機関で患者と職員合わせて14人が、
▽15の高齢者施設で利用者と職員合わせて26人の感染が確認されました。

また、インドへの渡航歴がある人が2人いるということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて11万8461人になりました。

一方、24日時点で入院している人は23日より8人減って1371人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は27.2%です(1371人÷5048床)。

都の基準で集計した24日時点の重症の患者は23日と同じ42人で重症患者用の病床の12.7%を使用しています(42人÷332床)。

また、都は感染が確認された70代から90代の男性6人が死亡したことを明らかにしました。

6人のうち
▽2人は高齢者施設で
▽1人は医療機関で感染したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1667人になりました。