山形市内の飲食店に県が27日からの時短要請を決定 感染者増で

新型コロナウイルスの感染者が増えている山形市に緊急事態宣言が出されている中、山形県はさらなる感染拡大を防ぐため山形市内の飲食店に対し、今月27日から営業時間の短縮を要請することを決めました。

これは24日に開かれた山形県の危機対策本部の会議で決まりました。

東北地方では、宮城県で新型コロナウイルスの感染者数が急増して今月18日に県独自の緊急事態宣言が出されたのに続き、隣接する山形県でも今週、感染者数が過去最多となり、22日から山形市に緊急事態宣言が出されています。

山形県内では新規感染者の発表が24日も21人に上り、感染拡大に歯止めがかかっていないことから、県は山形市内の飲食店に対し、営業時間の短縮を要請することを決めました。

要請の対象は、市内の接待を伴う飲食店のほか、カラオケ店を含む酒類を提供する飲食店です。

要請の期間は今月27日から来月11日までで、営業時間を午後9時までとしています。

要請に応じた場合は、店舗ごとに1日4万円の協力金を支給することにしています。

会議のあと吉村美栄子知事は記者会見で「感染拡大が全く止まらず、医療提供体制がひっ迫している。1日も早く感染拡大を抑えるのが最優先だ」と述べました。