国民 玉木代表「解散・総選挙より新型コロナ感染拡大防止を」

衆議院の解散・総選挙をめぐり、国民民主党の玉木代表は、新型コロナウイルスの感染の再拡大が懸念される中で選挙を行えば政治不信を招きかねないとして、感染拡大防止と経済社会活動の再生を優先すべきだという考えを強調しました。

国民民主党の玉木代表は、国会内で記者団に対し、自民党内から衆議院の解散・総選挙をめぐる発言が出ていることについて「感染の再拡大が懸念される中での総選挙は、政治全体に不信感を生み出す」と指摘しました。

そのうえで「与野党の違いを超えて、感染拡大防止と経済社会活動の再生に全力を傾け、感染を抑え込む姿が見えたときに、初めて国民も納得できる形の解散・総選挙ができると思う」と述べました。

一方、玉木氏は、立憲民主党の安住国会対策委員長が、今の国会で内閣不信任決議案の提出を検討する考えを示したことについて「政局の判断であり、解散・総選挙に直結する話になるので、野党の中で心合わせが必要だ」と述べました。