仙台市長「医療崩壊が現実とならぬよう最大限努力を」

新型コロナウイルスの感染者の増加に歯止めがかからない状況が続いていることについて、仙台市の郡市長は「医療崩壊が現実にならないためにも最大限の努力をお願いする」と述べ、徹底した感染防止対策への協力を求めました。

仙台市では21日、過去最多の96人の感染が確認され、感染者の増加に歯止めがかからない状況です。

こうした中、仙台市の郡市長は定例の記者会見で「市内の感染状況は大変厳しい。感染拡大で医療がひっ迫するとワクチン接種にも影響する。医療崩壊が現実とならないよう最大限の努力をお願いする」と述べ、徹底した感染防止対策への協力を求めました。

宮城県は感染拡大を防ぐため、仙台市全域の酒類を提供する飲食店などに25日から来月11日まで夜の営業は午後9時までに短縮するよう要請しています。

これについて仙台市の郡市長は「経済をいかすためにも一瞬我慢をしてほしい。ここでふんばって感染者を減少させ、経済を回せる状況に持っていく」と述べ、理解を求めました。

このほか郡市長は、新型コロナウイルスのワクチン接種に必要な接種券について来年度・令和3年度中に65歳以上になる人を対象に今月末から発送を始めることを明らかにしました。