天皇皇后両陛下が研究者から講義を受けられる「講書始」

天皇皇后両陛下が、さまざまな分野の研究者から講義を受けられる「講書始」が皇居で行われました。

「講書始」は、毎年、年の初めに皇居・宮殿で開かれていますが、ことしは感染拡大の影響で延期されていました。

両陛下は、陪聴する人を減らすなど感染防止対策が取られる中、皇族方とともに3人の研究者から講義を受けられました。

はじめに、成蹊大学の揖斐高名誉教授が、江戸時代の歴史家、頼山陽について、資料や文学作品から得た歴史的事実を関連づけ、歴史の局面における人間の姿をダイナミックに描いたと評価しました。
続いて、兵庫県立大学の五百旗頭真理事長は、アメリカと中国がともに一国支配や孤立主義を避け、国際秩序を再編する共同作業に入れるかどうかが、今後の人類の運命を左右すると論じました。
最後に、ノーベル医学・生理学賞の受賞者で、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が、体の細胞の中でたんぱく質を分解し再利用する仕組みの解明が医療や健康の増進につながることが期待されていると説明しました。

講義は1時間近くにわたり、両陛下や皇族方は熱心に耳を傾けられていました。