「宇宙ごみ」回収技術を実証へ 民間企業の衛星打ち上げ成功

使用できなくなった人工衛星などの「宇宙ごみ」を回収する技術を実証するための民間企業の人工衛星がロシアのロケットで打ち上げられ予定の軌道に投入されて打ち上げは成功しました。

地球の周辺の宇宙空間を漂う使われなくなった人工衛星やロケットの一部は「宇宙ごみ」と言われ、2万個以上あってさらに増えると予想され、課題になっています。

東京・墨田区のベンチャー企業「アストロスケール」は、「宇宙ごみ」を回収するための技術を実証する小型衛星を開発し、22日、カザフスタンからロシアのロケットで打ち上げました。

人工衛星は計画された軌道に投入され、機能も正常であることから、打ち上げは成功したと発表されました。

実証する技術は、衛星に組み込まれた磁石を使って「宇宙ごみ」を捕獲して大気圏に突入する方式で、今回は模擬の「宇宙ごみ」を切り離して捕獲するほか、目的の「宇宙ごみ」を捜し出す実験も行い、最終的には大気圏に突入するということです。

実際に人工衛星を打ち上げて「宇宙ごみ」を回収する技術実証を行うのは、民間企業では初めてだということで、アストロスケールでは今後、ビジネスとして展開したいとしています。

なお、この実証衛星を打ち上げたロシアのロケットには福井県などが開発した超小型の人工衛星も搭載され打ち上げに成功しています。