イスラエル 2年で4度目の総選挙 現政権 維持できるかが焦点

中東のイスラエルでは、2年で4度目となる異例の総選挙が23日、行われます。議会第一党の党首を務めるネタニヤフ首相は、世界的に速いペースで進める新型コロナウイルスのワクチン接種を実績として強調する一方、自身の汚職疑惑に批判も集まっていて、政権を維持できるかが焦点です。

イスラエルでは、与野党の勢力がきっ抗して総選挙が繰り返される不安定な政治が続いています。

去年には、ネタニヤフ首相の呼びかけで大連立政権が発足しましたが、予算案をめぐる対立から議会は再び解散され、2年で4度目となる異例の総選挙が23日、行われます。

最新の情勢では、ネタニヤフ首相が党首を務める議会第1党の右派政党「リクード」が最も支持を集めていますが、ネタニヤフ首相の政敵サール元内相がリクードから分裂する形で立ち上げた政党「新たな希望」や、中道派の政党も手堅く支持を得ています。

ネタニヤフ首相は、蜜月の関係を築いたアメリカのトランプ前大統領の仲介のもと、アラブ諸国と外交関係を樹立したことや、世界的に速いペースで進めている新型コロナウイルスのワクチン接種を実績として強調していますが、自身の汚職疑惑が問われる裁判が始まるなど長期政権への批判も集まっています。

このため選挙では、2009年以来首相を務めるネタニヤフ首相が、政権を維持できるかが焦点となっています。