フィギュアスケート 世界選手権を前に宇野 紀平が公式練習

スウェーデンで開幕するフィギュアスケートの世界選手権を前に22日、会場のリンクで公式練習が行われ、男子シングルに出場する宇野昌磨選手が4回転ジャンプを繰り返し跳ぶなど氷の感触を確かめました。

フィギュアスケートの世界選手権は去年の大会が新型コロナウイルスの影響で中止となったため2年ぶりの開催となります。

ことしの大会はスウェーデンのストックホルムで無観客で開かれ、来年の北京オリンピックの出場枠がかかります。

22日は会場のリンクで公式練習が行われ、このうち男子シングルに出場する日本選手では、オリンピック連覇の羽生結弦選手は姿を見せませんでしたが、宇野選手が練習に臨んで繰り返し4回転ジャンプを跳んだほか、フリーで用いる曲を流して振り付けの確認をするなど氷の感触を確かめていました。

女子シングルでは紀平梨花選手が3回転ジャンプを次々と着氷していました。

また日本スケート連盟は22日、現地に到着した日本選手を対象に行ったPCR検査の結果、全員の陰性が確認されたと発表しました。

世界選手権は24日に開幕し、女子シングルは24日に、男子シングルは25日にそれぞれショートプログラムが行われます。

宇野「最初の練習としては及第点」

男子シングルの宇野昌磨選手は、22日の練習後「現地に入ってからは2日ほど氷にのらず、隔離期間をへて練習することができた。氷の感触と体の感覚をつかむのに少し時間がかかった。ジャンプすべてがいつもどおりの調子で跳べているわけではないが、試合まで時間があるし、いちばん最初の練習としては及第点だったと思う」と振り返りました。

また、新型コロナウイルスの感染対策については「エレベーターに乗るときも人数制限があるし、選手はマスクを着用している。極力、食事の時以外は部屋を出ないようにしていて、体を動かす時とリンクに行く時以外はずっと部屋にいる」と話していました。

紀平「氷の感触 私の好きな感じ」

女子シングルの紀平梨花選手は22日の練習について「前日にジムで体を動かしてちょっと疲れすぎているくらいだったが、1本1本のジャンプはそれほど悪くなかった。氷の感触も私の好きな感じだったので、本番でいちばん体が動く状態に持っていけたらいいと思う」と話しました。

また新型コロナウイルスの感染対策について「最初は部屋から一歩も出られなかったので結構つらいなと思っていた。PCR検査で陰性が出てからは手袋とマスクをつけて食事の会場に行ったり、テラスのような場所で軽く走ったりして息抜きをしている。人がたくさんいるところには行かないようにするなど気をつけながら試合に集中できると思う」と話していました。

さらに「無観客の試合で少し寂しいと感じてしまうが、お客さんがいない分、しっかり試合ということを意識しながらこの舞台に立てる喜びを心に刻んで滑りたい。いつもファンの声に支えられているので画面越しからでも希望になったり、コロナ禍でもがんばっていこうという勇気になったり、恩返しできる演技がしたい」と意気込みを話していました。