新型コロナ 感染者が増えているのはどの都道府県?

新型コロナウイルスの全国の新規感染者数は今月21日までの1週間で8911人で、前の週の1.13倍と増加傾向となっています。

都道府県別に見ると、増加傾向が顕著なところもあります。まとめました。

首都圏は? 東京都で前週比増加

21日で緊急事態宣言が解除された1都3県。

東京都では21日までの1週間の新規感染者数は2108人。1日当たりの平均で300人を超え、前の週に比べて1.08倍に増加しています。
埼玉県は762人で前の週の0.90倍、千葉県は680人で0.94倍、神奈川県は693人で0.97倍でした。

1都3県全体では1.00倍と、ほぼ横ばいとなっています。

先月“宣言”解除の地域は? 大阪や兵庫で増加顕著

2月末で緊急事態宣言が解除された地域を見てみます。

▼関西
大阪府では21日までの1週間の新規感染者数は852人。前の週の1.34倍でした。兵庫県では431人で1.49倍。
京都府を加えた2府1県では1356人、1.34倍と、増加傾向が顕著になっています。

▼このほかの地域
愛知県と岐阜県の2県では298人で前週の0.97倍。福岡県は240人で0.96倍でした。

“宣言”対象外地域でも… 宮城は2倍以上に急増

緊急事態宣言の対象ではなかった地域でも、宮城県では21日までの1週間の新規感染者数が630人で前の週の2.06倍と急増し、沖縄県では255人で1.46倍と増加傾向が顕著になっています。

「リバウンド 抑えていきたい」菅首相

菅総理大臣は自民党の役員会で「緊急事態宣言はきのうで解除されたが、今がいちばん大事な時期であり、緊張感を緩めることなく自治体と協力しながらリバウンドをしっかり抑えていきたい」としたうえで、経済対策について「党の提言も踏まえ宣言解除後も資金繰りや雇用などの支援を継続していく。あすには関係閣僚会議を開催し、多くの雇用を抱えている飲食業などへの金融面の対応をしっかり行っていきたい」と述べました。