東京 新型コロナ 4人死亡 256人感染確認 “解除後も気緩めず”

東京都内では、21日、新たに256人の感染が確認され、7日間平均は300人を上回りました。7日間平均を前の週と比べると9日連続で増加していて、都の担当者は「緊急事態宣言が解除されても気を緩めずに基本的な感染予防を徹底してほしい」と呼びかけています。

東京都は、21日、都内で新たに256人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

21日までの7日間平均は301.1人で、前の週の107.9%となりました。

7日間平均が前の週から増加するのは9日連続です。

また、7日間平均が300人を上回るのは、先月23日以来です。

都の担当者は「きょうまでで緊急事態宣言は解除されるが、解除されても気を緩めずに基本的な感染予防を徹底してほしい。花見や歓送迎会などは控えてほしい」と呼びかけています。

21日の256人の年代別は、
▽10歳未満が15人、
▽10代が7人、
▽20代が52人、
▽30代が30人、
▽40代が31人、
▽50代が41人、
▽60代が26人、
▽70代が21人、
▽80代が25人、
▽90代が8人です。

21日の256人のうち46%にあたる117人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は
▽「施設内」が最も多く56人、
次いで
▽「家庭内」が50人、
▽「職場内」が10人、
▽「会食」が6人などとなっています。

このうち「施設内」では、9の医療機関で患者と職員合わせて40人、6つの高齢者施設で利用者と職員合わせて8人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは、合わせて11万7517人になりました。

一方、21日時点で入院している人は、20日より2人減って1355人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は26.8%です。

都の基準で集計した21日時点の重症の患者は20日と同じ47人で、重症患者用の病床の14.2%を使用しています。

また、都は感染が確認された70代から90代までの男女合わせて4人が死亡したことを明らかにしました。

このうち2人は医療機関で、別の2人は高齢者施設と家庭内でそれぞれ感染したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1636人になりました。