「AYA世代」若いがん患者 治療と学業や仕事の両立のため支援を

「AYA世代」と呼ばれる若いがん患者の課題を伝え支援につなげようというイベントが開かれ、体験談やアンケートをもとに患者の悩みや周囲の理解などについて話し合いました。

がん患者のうち、10代後半から30代は「思春期と若い成人」の英語の頭文字をとって「AYA世代」と呼ばれ、毎年およそ2万人が診断を受けているとされていますが、治療と、学業や仕事とを両立するための支援が少ないなどの課題が指摘されています。

患者や医師などで作る団体はことし初めて「AYA week」としてオンラインなどで集中的にイベントを開いていて、20日はがんの経験者が医療系の学生に向けて講演しました。

23歳で子宮頚がんを経験した女性は、手術でがんを摘出したあとも後遺症の影響で仕事を何度も変えたことや、講演をして感謝されたことがきっかけで前向きになれた体験を語り、がんになってもつながっていられる生きやすい社会になってほしいと話しました。

また全国の医療系の学生を対象としたアンケート結果が公表され、学生の3割以上が患者の課題を知らなかったことや、がんになったときに必要だと思う対応に学生と患者との間で違いが見られたことなどが報告されました。

アンケートを行った聖マリアンナ医科大学の学生は「経験者の話を聞くことで初めて気付かされることが多かった。将来医師になったときに生かしていきたい」と話していました。