大阪 京阪電鉄 磁気定期券の販売終了 非接触カード普及が背景

大阪に本社がある京阪電鉄は、磁気タイプの定期券の販売を19日で終了します。新型コロナによって非接触であるICカードのニーズが一段と高まっていることも背景にあるとしています。

京阪電鉄は2011年からICカード「ICOCA」の定期券を販売しています。

去年10月末の時点では定期券の利用者の85%がICカードでの利用となり、普及が進みました。

また、新型コロナウイルスの感染拡大で非接触であるICカードのニーズが一段と高まっており、会社では磁気タイプの定期券の販売を19日で終了することにしました。

回数券の利用も、今月いっぱいまでとしています。

ただ、障害者割引の定期券の場合は、利用者が希望すれば磁気の定期券を発行すると説明しています。

京阪電鉄は「新年度が始まるということもあり、このタイミングで終了を決めた。ICカードは広く普及しており、影響は少ないと思う」としています。

また、大阪モノレールも、ことし9月で磁気タイプの定期券の販売を終了すると発表しました。

鉄道では非接触のICカードの普及が一段と加速しそうです。