ロシア ウクライナ南部クリミア併合から7年

ロシアがウクライナ南部のクリミアを併合して7年となる18日、プーチン大統領は、現地の代表と会議を開き、ロシア領として発展させていく姿勢を強調しました。一方、ウクライナ政府はクリミアの返還を目指して各国首脳に呼びかけて国際会議を計画するなど、ロシアに対する圧力を強めたい考えです。

ロシアがウクライナ南部のクリミアを一方的に併合して18日で7年となりました。

プーチン大統領は、クリミアに住む医師や教育機関の関係者など各界の代表とオンラインで会議を開きました。

このなかでプーチン大統領は「ロシアは、これまでも経済分野やインフラなどに多くの資金を投入してきたが、これからも快適な生活を送ることができるよう整備していく必要がある」と述べ、ロシア領としてクリミアを発展させていく姿勢を強調しました。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は今月16日「ウクライナのものを取り戻すため世界を結束させる。クリミアはウクライナだ」とツイッターに投稿しました。

ウクライナ政府は、ことし8月、クリミアの返還を目指して各国首脳などに呼びかけて国際会議を開くことを計画するなどロシアに対する国際社会の圧力を強めたい考えです。

「ロシアに再統合されたことを祝おう」

プーチン大統領は18日、首都モスクワで行われたクリミア併合から7年を記念するコンサートの会場を訪れ、数万人の市民を前に演説しました。

プーチン大統領は「2014年の住民投票によってわれわれは歴史的な公平性を回復し、祖国の利益のために団結できるということを全世界に示した」と述べ、さらなる団結を求めました。
そして最後に「クリミアがロシアに再統合されたことを祝おう」と大きな声で呼びかけました。

G7 ウクライナの主権を損なう行動と非難

ロシアによるクリミアの併合から7年となる18日、G7=主要7か国の外相は、共同で声明を発表しました。

この中で、ロシアが武力を行使してクリミアを併合したことは明らかに国際法違反で、ロシアはウクライナの主権を損なう行動を続けているとして非難しています。

そして、クリミアでロシアによる人権侵害が行われているとし、拘束されている市民を解放しロシアに対し国際的な義務を尊重するよう求めています。

そのうえで、ロシアへの制裁を維持しウクライナを支持する立場を改めて示しました。