10都府県 感染状況示す6指標状況(17日)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、「病床のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房は今月17日時点で、緊急事態宣言が出ている4都県と先月まで宣言が出されていた6府県の感染状況をまとめていて、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」などで「ステージ3、ステージ4」になっている自治体があります。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などを元に異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず、病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は▽東京都で25%、▽埼玉県で38%、▽千葉県で36%、▽神奈川県で24%、▽愛知県で18%、▽岐阜県で9%、▽大阪府で26%、▽兵庫県で35%、▽京都府で11%、▽福岡県で29%です。

このうち、重症者用の病床は▽東京都で25%、▽埼玉県で21%、▽千葉県で11%、▽神奈川県で12%、▽愛知県で13%、▽岐阜県で12%、▽大阪府で22%、▽兵庫県で36%、▽京都府で7%、▽福岡県で11%となっています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で20人、▽埼玉県で20人、▽千葉県で17人、▽神奈川県で10人、▽愛知県で6人、▽岐阜県で3人、▽大阪府で12人、▽兵庫県で9人、▽京都府で4人、▽福岡県で8人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▽東京都で3.5%、▽埼玉県で3.3%、▽千葉県で5.8%、▽神奈川県で3.7%、▽愛知県で1.7%、▽岐阜県で0.7%、▽大阪府で1.2%、▽兵庫県で3.3%、▽京都府で1.9%、▽福岡県で1.8%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で15人、▽埼玉県で11人、▽千葉県で11人、▽神奈川県で7人、▽愛知県で4人、▽岐阜県で1人、▽大阪府で8人、▽兵庫県で7人、▽京都府で3人、▽福岡県で5人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▽東京都で1.13、▽埼玉県で1.11、▽千葉県で0.97、▽神奈川県で0.86、▽愛知県で1.07、▽岐阜県で0.72、▽大阪府で1.32、▽兵庫県で1.88、▽京都府で0.86、▽福岡県で1.06となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▽東京都で48%、▽埼玉県で34%、▽千葉県で48%、▽神奈川県で45%、▽愛知県で31%、▽岐阜県で30%、▽大阪府で52%、▽兵庫県で45%、▽京都府で37%、▽福岡県で24%でした。