プロ野球やJリーグの外国人選手 特例で入国認め練習も可能に

新型コロナウイルスの影響で、日本に入国できなくなっているプロ野球やサッカーJリーグの外国人選手について、政府は緊急事態宣言が解除されたあとに特例で入国を認め、厳しい防疫措置をとったうえで、14日間の待機期間の練習を認める方針を決めました。

プロ野球やJリーグでは、新型コロナウイルスの影響で外国人の新規の入国が停止されていることから、新加入選手を中心に、多くの外国人選手がビザの発給を受けられず、入国できていない状況となっています。

政府は外国人の入国を全面的に制限している措置を当面継続することにしていますが、特段の事情があれば例外的に入国が許可されていることから、プロスポーツの公益性を考慮し、緊急事態宣言が解除されたあとに特例で外国人選手の入国を認める方針を決めました。

入国後の14日間の待機期間は、厳しい防疫措置をとったうえで練習を認め、
▽入国翌日からの3日間は個人練習にかぎり、
▽3日目にPCR検査で陰性が確認されれば、4日目以降は同じ日に入国した選手との合同練習が認められます。

待機期間中は、
▽一般の人との接触は禁止され、
▽宿泊場所と練習場以外の外出や公共交通機関の利用が認められないほか、
▽3日から4日に1回のPCR検査が義務づけられます。

スポーツ庁によりますと、試合に出場できるのは待機期間のあととなるため、プロ野球の場合は今月26日の開幕には間に合わず、最も早くて4月以降となる見通しです。