東京都 新型コロナ 12人死亡 323人感染確認 7日間平均は増加

東京都内で18日、新たに323人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

1日の感染確認は1週間前の木曜日を下回った一方で、18日までの7日間平均は前の週を上回りました。

また都は、感染が確認された12人が死亡したことを明らかにしました。

都によりますと、18日都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたのは、10歳未満から100歳以上までの男女合わせて323人です。

18日までの7日間平均は297.1人で、前の週の108.8%となり、増加しています。

一方、1日あたりの感染確認は、17日までの9日連続で1週間前の同じ曜日を上回っていましたが、18日は先週木曜日の335人を下回りました。

ただ、都の担当者は「極端に下回ったわけではないので感染状況が減少に転じたわけではない。引き続き感染予防に努めてほしい」と話しています。

18日の323人の年代別は
▼10歳未満が12人
▼10代が20人
▼20代が65人
▼30代が48人
▼40代が36人
▼50代が42人
▼60代が40人
▼70代が35人
▼80代が20人
▼90代が4人
▼100歳以上が1人です。

18日の323人のうち半数近い161人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は
▼「家庭内」が最も多く68人
▼「施設内」が54人
▼「職場内」が20人
▼「その他」が14人
▼「会食」が6人となっています。

このうち「施設内」では11の医療機関で患者と職員合わせて32人、9つの高齢者施設で利用者と職員合わせて16人の感染が確認されました。

また、「会食」では、20代の女性が4、50人くらいで卒業パーティーをして感染したケースや、「その他」では4人で卒業旅行に行った男子高校生が感染したケースがありました。

都の担当者は「卒業パーティーや卒業旅行のシーズンだが控えてほしい」と話しています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて11万6616人になりました。

一方、18日時点で入院している人は、17日より23人増えて1293人でした。「現在確保している病床に占める割合」は25.6%です。

都の基準で集計した18日時点の重症の患者は17日より3人増えて44人で、重症患者用の病床の13.3%を使用しています。

また、都は、感染が確認された60代から90代までの男女合わせて12人が死亡したことを明らかにしました。

このうち4人は医療機関で、別の4人は高齢者施設で、また1人は家庭でそれぞれ感染したということです。これで都内で死亡した人は合わせて1624人になりました。