新型コロナ 感染状況に関する6指標 10都府県の状況(16日)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、「病床のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房は今月16日時点で、緊急事態宣言が出ている4都県と先月まで宣言が出されていた6府県の感染状況をまとめていて、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」などで「ステージ3、ステージ4」になっている自治体があります。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などを元に異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▼東京都で25%、
▼埼玉県で38%、
▼千葉県で37%、
▼神奈川県で25%、
▼愛知県で19%、
▼岐阜県で8%、
▼大阪府で25%、
▼兵庫県で33%、
▼京都府で11%、
▼福岡県で30%です。

このうち重症者用の病床は
▼東京都で25%、
▼埼玉県で20%、
▼千葉県で12%、
▼神奈川県で12%、
▼愛知県で13%、
▼岐阜県で14%、
▼大阪府で24%、
▼兵庫県で36%、
▼京都府で7%、
▼福岡県で11%となっています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で19人、
▼埼玉県で19人、
▼千葉県で17人、
▼神奈川県で11人、
▼愛知県で6人、
▼岐阜県で3人、
▼大阪府で12人、
▼兵庫県で9人、
▼京都府で6人、
▼福岡県で8人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▼東京都で3.5%、
▼埼玉県で3.6%、
▼千葉県で5.6%、
▼神奈川県で3.8%、
▼愛知県で1.7%、
▼岐阜県で0.5%、
▼大阪府で1.1%、
▼兵庫県で3.1%、
▼京都府で1.9%、
▼福岡県で1.8%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で15人、
▼埼玉県で11人、
▼千葉県で12人、
▼神奈川県で8人、
▼愛知県で4人、
▼岐阜県で1人、
▼大阪府で7人、
▼兵庫県で6人、
▼京都府で3人、
▼福岡県で5人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▼東京都で1.10、
▼埼玉県で1.17、
▼千葉県で0.92、
▼神奈川県で0.88、
▼愛知県で1.01、
▼岐阜県で0.47、
▼大阪府で1.17、
▼兵庫県で1.73、
▼京都府で1.37、
▼福岡県で1.15となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▼東京都で41%、
▼埼玉県で30%、
▼千葉県で44%、
▼神奈川県で36%、
▼愛知県で26%、
▼岐阜県で28%、
▼大阪府で41%、
▼兵庫県で53%、
▼京都府で30%、
▼福岡県で18%でした。