新型コロナ 感染状況に関する6指標 10都府県の状況(15日)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として▼「病床のひっ迫具合」▼「療養者数」▼「PCR検査の陽性率」▼「新規感染者数」▼「直近1週間と前の週の感染者数の比較」▼「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房は今月15日時点で、緊急事態宣言が出ている4都県と先月まで宣言が出されていた6府県の感染状況をまとめていて、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」などで「ステージ3、ステージ4」になっている自治体があります。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などを元に異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▼東京都で25%、
▼埼玉県で38%、
▼千葉県で40%、
▼神奈川県で26%、
▼愛知県で20%、
(※注意 病床使用率の「愛知県で20%」は「愛知県で19.5%」を四捨五入したものです。)
▼岐阜県で9%、
▼大阪府で26%、
▼兵庫県で31%、
▼京都府で12%、
▼福岡県で31%です。

このうち重症者用の病床は、
▼東京都で25%、
▼埼玉県で18%、
▼千葉県で12%、
▼神奈川県で19%、
▼愛知県で14%、
▼岐阜県で14%、
▼大阪府で24%、
▼兵庫県で28%、
▼京都府で8%、
▼福岡県で14%となっています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で19人、
▼埼玉県で19人、
▼千葉県で19人、
▼神奈川県で10人、
▼愛知県で7人、
▼岐阜県で3人、
▼大阪府で12人、
▼兵庫県で9人、
▼京都府で7人、
▼福岡県で8人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▼東京都で3.5%、
▼埼玉県で3.9%、
▼千葉県で5.4%、
▼神奈川県で4.0%、
▼愛知県で1.8%、
▼岐阜県で0.5%、
▼大阪府で1.2%、
▼兵庫県で2.8%、
▼京都府で2.0%、
▼福岡県で1.8%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で14人、
▼埼玉県で12人、
▼千葉県で12人、
▼神奈川県で8人、
▼愛知県で4人、
▼岐阜県で1人、
▼大阪府で8人、
▼兵庫県で6人、
▼京都府で3人、
▼福岡県で5人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▼東京都で1.13、
▼埼玉県で1.19、
▼千葉県で0.92、
▼神奈川県で0.91、
▼愛知県で1.06、
▼岐阜県で0.46、
▼大阪府で1.25、
▼兵庫県で1.52、
▼京都府で1.52、
▼福岡県で1.27となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。
目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▼東京都で48%、
▼埼玉県で37%、
▼千葉県で49%、
▼神奈川県で46%、
▼愛知県で32%、
▼岐阜県で37%、
▼大阪府で52%、
▼兵庫県で45%、
▼京都府で31%、
▼福岡県で23%でした。