ハンガリーでフェンシング大会出場 日本3選手 コロナ検査 陽性

ハンガリーで行われたフェンシングの国際大会に出場した日本代表選手3人が、出国時に現地で受けた新型コロナウイルスの検査で、陽性と判定されました。3人は今後、隔離のための施設に移され、検査で陰性と確認されれば帰国するということです。

ハンガリーのブダペストで14日まで行われたフェンシングの「サーブル」という種目の国際大会には東京オリンピックの出場をかけて、日本から選手17人とスタッフ7人が参加しました。

日本フェンシング協会によりますと、3月8日の入国の際に受けた新型コロナウイルスの検査では全員が陰性でしたが、出国時の検査で日本代表の選手3人が陽性と判定されたということです。

感染経路は不明で、2人は頭痛や軽い発熱の症状があるものの1人は無症状で、3人は隔離施設に移され経過観察をしたあと、検査で陰性と確認されれば帰国するということです。

大会は新型コロナウイルスの影響でおよそ1年ぶりに行われた国際大会で、選手や大会関係者と外部との接触を遮断する「バブル」と呼ばれる方法で行われ選手は期間中、宿泊施設と試合会場だけを行き来していたということです。

フェンシングは今月下旬にも「エペ」と「フルーレ」の2つの種目で東京オリンピックの出場権をかけた国際大会がロシアとカタールでそれぞれ行われる予定で、日本から選手団が派遣されることになっています。