新型コロナ 感染状況に関する6指標 10都府県の状況(14日)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、▼「病床のひっ迫具合」、▼「療養者数」、▼「PCR検査の陽性率」、▼「新規感染者数」、▼「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、▼「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房は3月14日時点で、緊急事態宣言が出ている4都県と、2月まで宣言が出されていた6府県の感染状況をまとめていて、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」などで「ステージ3、ステージ4」になっている自治体があります。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などを元に異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▼東京都で25%、
▼埼玉県で39%、
▼千葉県で41%、
▼神奈川県で25%、
▼愛知県で20%、
▼岐阜県で9%、
▼大阪府で24%、
▼兵庫県で30%、
▼京都府で12%、
▼福岡県で30%です。

このうち重症者用の病床は
▼東京都で25%、
▼埼玉県で21%、
▼千葉県で12%、
▼神奈川県で13%、
▼愛知県で14%、
▼岐阜県で14%、
▼大阪府で24%、
▼兵庫県で29%、
▼京都府で8%、
▼福岡県で14%となっています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人あたり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で20人、
▼埼玉県で19人、
▼千葉県で19人、
▼神奈川県で11人、
▼愛知県で7人、
▼岐阜県で3人、
▼大阪府で11人、
▼兵庫県で8人、
▼京都府で7人、
▼福岡県で8人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▼東京都で3.5%、
▼埼玉県で3.3%、
▼千葉県で5.2%、
▼神奈川県で4.0%、
▼愛知県で1.9%、
▼岐阜県で0.4%、
▼大阪府で1.1%、
▼兵庫県で2.9%、
▼京都府で2.1%、
▼福岡県で1.8%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人あたりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で14人、
▼埼玉県で12人、
▼千葉県で12人、
▼神奈川県で8人、
▼愛知県で4人、
▼岐阜県で1人、
▼大阪府で7人、
▼兵庫県で5人、
▼京都府で3人、
▼福岡県で5人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▼東京都で1.10、
▼埼玉県で1.19、
▼千葉県で0.86、
▼神奈川県で0.93、
▼愛知県で0.96、
▼岐阜県で0.37、
▼大阪府で1.16、
▼兵庫県で1.33、
▼京都府で2.02、
▼福岡県で1.27となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▼東京都で49%、
▼埼玉県で37%、
▼千葉県で49%、
▼神奈川県で46%、
▼愛知県で34%、
▼岐阜県で37%、
▼大阪府で53%、
▼兵庫県で42%、
▼京都府で31%、
▼福岡県で26%でした。