人手不足の業界 需要回復見込み 積極的に人材確保の動き

新型コロナウイルスの影響で採用を減らす企業が相次ぐ中、人手不足が続いていた業界では感染がおさまったあとの需要の回復を見込み、積極的に人材の確保に乗り出す動きが出ています。

このうちタクシー業界では▽関西を中心に事業を展開する「MKグループ」が新年度(2021年度)に例年の2.5倍に当たる2000人を採用するほか、▽福岡県北九州市の「第一交通産業」も新年度、通常の採用に加えてさらに2000人を採用する計画です。

両社とも人手不足が続いていましたが、観光需要の回復などを見越して、今のうちに人材を確保しておこうというねらいです。
また、▽ホームセンター大手の「カインズ」も、需要が増えているオンライン販売に対応するため、来年2月まで通常の採用とは別の枠を設け、人材の獲得に乗り出しています。

このほか、急速に広がるデジタル化に対応するため、▽技術者の派遣などを手がける「アウトソーシングテクノロジー」が新年度に3000人の正社員を採用し、エンジニアとしてIT企業などに派遣するほか、▽東芝も来年4月に入社する2022年度の新卒採用を10%以上、増やす予定です。

一方、新型コロナウイルスで打撃を受ける鉄道や旅行などの業界では採用を減らしていて、企業の姿勢にばらつきも出ています。