大相撲春場所 親方がコロナ感染 2部屋28人の力士全員が休場へ

日本相撲協会は新型コロナウイルスに感染した親方2人が所属する2つの部屋の力士28人全員が14日から始まる春場所を休場すると発表しました。

日本相撲協会は14日から東京・両国の国技館で始まる春場所に向けて、今月10日までに力士や親方など協会員全員を対象に新型コロナウイルスのPCR検査を行いました。

検査の結果、親方2人が感染していたことから、相撲協会は一緒に仕事をするなどした別の親方たちの検査を改めて実施しました。

相撲協会は13日、検査の結果、新たに感染が確認された親方はいなかったものの、感染した2人と濃厚接触の可能性があるとして2人がそれぞれ所属する山響部屋と尾上部屋の力士合わせて28人全員が休場すると発表しました。

春場所の番付では2つの部屋に十両以上の関取は在籍していません。

また力士のほか、感染した2人を含めた親方7人と呼出1人、床山2人が休場します。

このほか、感染した2人と一緒に仕事をするなどした親方15人の経過を観察するとして春場所4日目までそれぞれ自宅待機とすることを決めました。

相撲協会によりますと、2つの部屋以外で新型コロナウイルスの影響で休場する力士はいないということです。