首都圏 関西圏 JRや私鉄 今夜から終電時刻を繰り上げ

首都圏や関西圏などのJRや私鉄各社は、新型コロナウイルスの影響で深夜の利用客が減っていることや線路の点検を行う作業員の労働環境を改善することを理由に、ダイヤ改正に合わせて13日夜から最終電車の時刻を繰り上げます。

このうち首都圏では、JR東日本が高崎線や青梅線で、最終電車の時刻を最大37分早めるのをはじめ、山手線や中央線など合わせて18の路線で繰り上げます。

また、私鉄大手では、東京メトロ、西武鉄道、東武鉄道、京王電鉄、小田急電鉄、東急電鉄、相模鉄道の7社が13日夜から終電を繰り上げ、京急電鉄と京成電鉄は今月27日から実施します。

一方、関西圏では、JR西日本が関西エリアの12路線で10分から30分程度、阪急電鉄と阪神電鉄も10分から30分程度、繰り上げるということです。

終電を繰り上げる理由について鉄道各社は、新型コロナウイルスの影響で特に深夜帯の利用客が減っていることや終電後に線路の保守や点検を行う作業員の労働環境を改善するためだとしています。

首都圏では、およそ半世紀ぶりに終電の時刻が大きく変わることになり、生活様式も変わるきっかけになりそうです。