医療従事者へのコロナワクチン先行接種 2回目が大阪で始まる

医療従事者を対象にした新型コロナウイルスのワクチンは、2回目の先行接種が12日から大阪で始まりました。

先行接種で使われているファイザーのワクチンは1回目の接種から原則、3週間後に2回目の接種を行う必要があります。

このうち豊中市の国立病院機構大阪刀根山医療センターでは2回目が12日から始まり、医師や看護師など36人が接種を受けました。会場では担当の医師が1回目の接種後に体調に問題がなかったかを確認してから接種を行いました。そのあと待機する部屋に移動し、副反応が起きないか30分程度健康状態を確認していました。

この病院では医療従事者や委託の職員などおよそ530人が接種を希望していて、2回目の接種は来月1日までに終了する予定だと言うことです。

接種を受けた40代の看護師の女性は「1回目も2回目も痛みは針を刺すときだけでほとんど感じることはなかった」と話し、奥村明之進院長は「患者と接するのにわたしたちから新型コロナをうつす可能性も、私たちがうつる可能性も減る。ワクチン接種を受けられてよかったと思う」と話していました。