調教師助手などによる持続化給付金受給 新たに1人 計165人に

JRA=日本中央競馬会のトレーニングセンターで働く調教師の助手などが新型コロナウイルス対策の国の「持続化給付金」を受給していた問題で、新たに調教師の助手1人から受給の申告があり、制度の趣旨から逸脱して受給していたのは合わせて165人となりました。

JRAはトレーニングセンターで働く調教師の助手など164人が「持続化給付金」の制度の趣旨から逸脱しておよそ1億9000万円を受給していたとする調査結果を今月、発表しました。

JRAは12日、新たに1人が持続化給付金を受給していたことを明らかにしました。

JRAによりますと、受給していたのは滋賀県の栗東トレーニングセンターで働く調教師の助手で当初の調査でうその報告をしていましたが、11日、雇用主の調教師などを通じてJRAに受給していたという連絡があったということです。

この助手はすでに返還の手続きを行っているということです。

これで制度の趣旨から逸脱して受給していたのは65人となりました。

JRAは調査対象の2700人余りに対し、調査で虚偽の報告をしていないか文書で回答を求めているということで「問題の実態を速やかに明らかにできるよう努めたい」としています。