ワクチン接種の当日キャンセル 別の人に接種できるよう準備

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、厚生労働省は、接種当日にキャンセルが出た場合に備え、予約を受け付ける際にあらかじめ希望する日を複数聞いておくことで、別の人にも接種できるよう準備するなどとした対応策をまとめました。

厚生労働省は、来月中旬に始まる予定の高齢者へのワクチン接種を前にキャンセルが出た場合の対応策をまとめ、12日、全国の自治体に示しました。

それによりますと、高齢者施設の入所者に対する優先接種で、当日にキャンセルが出た場合は、近隣の関連施設を含め、入所者や従事者に可能なかぎりむだなく接種するよう求めています。

また、施設に入所していない高齢者や、高齢者以外の場合は、市町村のコールセンターや医療機関で予約を受け付ける際に、あらかじめ、希望する日を複数聞くとしています。

そして、キャンセルが出たタイミングで、接種券を持っている別の人に接種を呼びかけるとしています。

それでも、ワクチンが余る場合には、それぞれの自治体で対応を検討するよう求めています。