河野規制改革相 “ワクチン7回接種可能の注射器 調達せず”

新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、河野規制改革担当大臣は、インスリン用の注射器の針を使用すれば1つの容器から7回分の接種ができると指摘が出ていたことについて、糖尿病の治療で必要とされているなどとして、ワクチン用には調達しない考えを示しました。

ワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は11日夕方、東京・新宿区の病院を訪れ、ワクチンの保管状況や、医師や看護師などが2回目のワクチン接種を受ける様子を視察しました。

このあと河野大臣は記者団の取材に対し、1つの容器からワクチン7回分の接種ができると指摘された注射器の針について「インスリンを打たなければならない人のための針であり、国で調達してワクチンに使うことはしないようにしたい」と述べ、ワクチン用には調達しない考えを明らかにしました。

一方で、医療機関に針の余剰がある場合は、それぞれの判断に基づいて使用すること自体は容認する考えを示しました。