“人種差別に立ち向かう” 大リーグ ドジャースが非難声明

アメリカでアジア系の住民をねらったとみられる暴力事件が深刻化する中、野茂英雄さんをはじめ日本選手も多く所属した大リーグのドジャースは相次ぐ事件を非難したうえで「いかなる時も人種差別に立ち向かう責任を果たしていこう」と呼びかける声明を出しました。

アメリカではことしに入り、サンフランシスコやニューヨークなどでアジア系の住民が体当たりされて死亡する事件などが相次ぎ、背景には新型コロナウイルスの感染拡大による差別や偏見があると指摘されています。

アメリカ議会ではヘイトクライムに対する非難が高まっているほか、各地で、事件に対する抗議デモも開かれています。

こうした中、野茂英雄さんをはじめ日本選手も多く所属した大リーグのドジャースは9日声明を出し、「社会に広がる外国人への嫌悪に基づく暴力や不寛容を非難する」として相次ぐ事件に抗議しました。

そのうえで「ドジャースには日本の野茂英雄さんなどアジアのスター選手の先駆者たちから受け継いだものがある」として、アジア出身の選手たちへの敬意を表しています。

そして「われわれは多様性こそがアメリカの強みの1つであると考える人々と共にある。いかなる時も人種差別に立ち向かう責任を果たしていこう」として公正な社会の実現を呼びかけました。