都 集中的PCR検査 有料老人ホームなどの5万人に対象拡大方針

東京都は、新型コロナウイルスのクラスター対策として行っている集中的なPCR検査の対象を、今後有料老人ホームなどおよそ1500か所の5万人に拡大する方針です。

これは、9日開かれた都議会の質疑で小池知事が明らかにしました。

それによりますと、特別養護老人ホームなどで都が実施している集中的なPCR検査について、政府の諮問委員会の見解を踏まえ、▽介護療養型医療施設や▽有料老人ホーム、▽認知症の高齢者グループホームなど、合わせておよそ1500か所、5万人に対象を拡大する方針です。

また、歓楽街などでの感染拡大の予兆を、早期に探知する方策を検討していることも明らかにしました。

小池知事は「クラスターの芽を早期に摘み取り、国とも連携しながら監視体制を強化することも重要だ。集中して徹底的にやり、リバウンドの回避に全力で取り組んでいく」と述べました。