津波の恐ろしさや避難方法を巨大画面で 宮城 石巻に施設開館

東日本大震災の発生からまもなく10年となる中、津波で大きな被害が出た宮城県石巻市に巨大なスクリーンの動画などで津波の恐ろしさや避難の方法を学べる施設が8日にオープンしました。

津波で大きな被害が出た石巻市の門脇地区に完成した「MEET門脇」は、石巻を拠点に震災の記憶を語り継ぐ活動を行っている公益社団法人「3.11みらいサポート」が9000万円をかけてつくりました。

オープン初日の8日は記念の式典が開かれ、社団法人の鈴木典行代表理事が「あの日からまもなく10年となります。もう、あんな思いをしたくない人たちのためにも、ほかの伝承団体とも連携しながら地域の拠点にしたい」とあいさつしました。

施設は木造2階建て、延べ床面積がおよそ450平方メートルで、高さ3メートル50センチ、幅12メートルの巨大なスクリーンが設置されています。

スクリーンには、石巻をおそった津波をコンピューターグラフィックで再現した映像や住民の証言が流され、津波の恐ろしさや避難の方法を学ぶことができます。

また、子どもたちがアニメや本で東日本大震災や防災の知識を学べるスペースもあります。

施設の周辺には、今月28日にオープンする「石巻南浜津波復興祈念公園」や、震災遺構として整備される旧門脇小学校があり、これらの施設を訪れた人たちが地元の人たちと交流する拠点にもしていきたいということです。

「MEET門脇」は、今月16日までは毎日開く予定で、その後の休館日はまだ決まっていないということです。

午前10時から午後5時まで開いていて、入場料は300円、高校生以下は無料で、団体客などの予約も受け付けているということです。