東京都 新型コロナ 237人感染確認 7日間平均は前週の91%余に

東京都内では、7日、新たに237人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、7日までの7日間平均は前の週の91%あまりとなりました。

都の担当者は下げ止まりの傾向が続いているという認識を示したうえで、「さらに下げるのは非常に難しいと承知しているが、緊急事態宣言が続く今月21日までにもっと減らしたいので、不要不急の外出自粛を徹底してほしい」と呼びかけています。

東京都は、7日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて237人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

329人だった1週間前の日曜日(28日)より92人減りました。

新たな感染確認の7日までの7日間平均は254.1人で、前の週の91.6%となりました。

都の担当者は「『7日間平均を前の週の7割以下にする』という目安を達成できておらず、直近の状況を見ても『下げ止まっている』という認識だ。さらに下げるのは非常に難しく、なかなか大変だと承知しているが、緊急事態宣言は今月21日まで続くので、それまでにもっと感染者数を減らしたい。人との接触を減らすため、不要不急の外出自粛を徹底してほしい」と呼びかけています。

7日の237人の年代別は、
▽10歳未満が9人、
▽10代が9人、
▽20代が44人、
▽30代が34人、
▽40代が40人、
▽50代が40人、
▽60代が22人、
▽70代が18人、
▽80代が17人、
▽90代が4人です。

感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く61人、
次いで、
▽「施設内」が43人、
▽「職場内」が6人、
▽「会食」が4人などとなっています。

都の担当者は「『家庭内』の割合が非常に高い。外から家庭にウイルスを持ち込まないことが極めて重要で、いったん持ち込んでしまうと家族の人数に応じて広がってしまう」と話し、警戒を強めています。

「施設内」では、
▽10の医療機関で患者と職員あわせて31人、
▽8つの高齢者施設で利用者と職員あわせて11人の感染が確認されました。

7日の237人のうち、およそ49%にあたる116人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

これで都内で感染が確認されたのはあわせて11万3455人になりました。

一方、7日時点で入院している人は、6日より25人増えて1418人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は28.4%です。

(1418人÷5000床)。

このうち、都の基準で集計した7日時点の重症の患者は6日より1人増えて52人で、重症患者用の病床の15.8%を使用しています。

(52人÷330床)。

また、7日に都内で死亡が確認された人はいませんでした。