新型コロナ 無症状者のモニタリング検査 始まる 福岡

新型コロナウイルスの感染の再拡大に備えるため、国と福岡県は、PCR検査キットを広く配って症状がない人たちの感染の有無を調べるモニタリング検査を始めました。

このモニタリング検査は、緊急事態宣言が解除された全国の地域を対象に行われるもので、福岡県内では6日から始まりました。

県内各地の繁華街や駅前などに受け付けを設けて、症状がない人に広く協力を求めることにしていて、6日は福岡市内での様子が公開されました。

協力が得られた人には、PCR検査キットを使ってだ液を採取し、検査機関に郵送してもらう仕組みで、結果は事前に登録した専用のアプリに通知されることになっています。

国は福岡県と連携して、当面、1日に最大1000人を目標に週に5日間のペースで受け付けを行う計画で、調査結果は個人が特定されない形で公表することにしています。

内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室の居石康太郎主査は「福岡県では宣言の解除後に人出が増えるなどしている。今回の検査結果をほかのデータとともに分析して早期の対策につなげたい」と話していました。